父の初めての子守!産院で暖かさが広がった涙と笑いの事件!?
お見舞い
妻の入院は5日間でした。私は妻の実家に泊めてもらったりしながら、有給を取ったり、仕事後にお見舞いに行っていました。本当なら一緒に入院したいくらい。
誕生の歓喜の後、疲労困憊し爆睡した翌日、早速お見舞いに。妻も娘も元気で安心した。妻は産後まだシャワーを浴びていなかった。産後12時間程度は間を空けなければいけないらしい。新生児はとてもか弱く目が離せない。新生児室に預けてもいいけど、私が代わりに見ていてもいいとのこと。せっかくだから娘を長い時間見ていたいので、迷わず、「代わりに見ておくよ!」と、妻をシャワーへ送り出した。
初めての子守
私と娘は部屋に二人っきりで、初めての子守である。とは言っても寝てるけれど。
ベッドの上にちっこい布団をかけられてスヤスヤ寝ている。体の下には呼吸を感知するセンサが敷かれており、突然の呼吸停止を検知するようになっている。呼吸停止!?せっかく産まれてきたのに、何やらか弱過ぎて恐ろしい(汗)このセンサ本当に動いているのかな、と装置を覗いたり、触ったり一抹の不安と共に時間を過ごす。
それにしても静かな部屋で改めて娘を見ると、なんて小さいんだろうと思う。頭が自分の手の中にすっぽり入ってしまう。小さいけれど、手や足、顔のパーツはしっかりと大人と同じ形でとても不思議な気分である。
私自身、子供が欲しいとは思ってはいたけれど、特別、一般に言われる”子供好き”というわけでは無い。知り合いの子供と触れ合う機会があれば、可愛いなぁとは思い、話しかけたりはするけれども。それが、自分の娘となると何であろうこの感情は!?
可愛すぎる!ギュッと抱きしめたい!けど、小さすぎて抱きしめられない!
一人でニヤニヤしながら見つめていたのでした。
そして事件は起こった
そうして10分くらい経つと、娘が「えぐっ、えぐっ。」と言い出し目を覚ました。泣き声も可愛いなぁ。あやしてあげようと思い、抱き上げてみる。そこで、ふと気づく。
膝の上に置いた娘のオムツと太ももの間からウンチが!
助産師さんからの、「初めてのウンチかおしっこが出たら、状態を確認するので呼んでくださいね。」との談を妻から聞いていたので、ナースコールせねばと思い、早速ウンチの報告。助産師さんから「伺うので待っててくださいね。」との返事。(実は、このウンチは2回目で、報連相不足で初めてと勘違いしていました。)
オムツ取り替えてあげようかな。初のオムツ替えだ!とドキドキワクワクしながら娘を見ると、また新たな発見が。
オムツがずれまくってハイレグビキニみたいになってる!?そして、自分の手にもウンチ付いてるし!
この状況でオムツ替えはかなり難易度が高い。そして私は未経験である。いきなり難易度の高い挑戦をすることになったのである。「ちょ、ちょっと静かに!落ち着け!」と言っても通じるわけなく。娘はさらに元気にウンチのついた足をバタバタ蹴りまくる。無邪気にウンチを振りまこうとする小さい悪魔に見えてきた。
布団に置いたらウンチつくし、まさか床に置けないし、自分の手にもウンチついているから不用意に物に触れることもできない!この状況を打破する手段は無いか考えを巡らせながら、二次災害を防ぐために耐え忍んでいた。その姿はさながら、神前の儀式で娘を奉納する宮司のようであった。正座で、必死に娘を載せた両腕を目一杯伸ばして、腕に溜まっていく乳酸と戦い、プルプルしながらただ祈り続けていた。
すると、シャワーを浴びてさっぱりした妻が部屋に戻ってきた!
我の祈りに女神様が参られた!
妻に手伝ってもらい、無事にウンチを拭き取り、オムツを処理する。一息つき、おっぱいをあげている妻と、それを飲む娘の顔見ていると、なんだか嬉しくなり、何か暖かいものが広がっていたことに気づきました。そう、太ももに!
「おしっこされとる!!」
初おしっこおめでとう!初おしっこを父にくれるとは、さすが我が娘だ。ありがとう。ズボンの太ももには大きな染みが広がっていた。いや、臭いがなければ乾くの待てばいい! だって、赤ちゃんが生まれて初めてのおしっこだよ。水みたいなもんでしょ。根拠の無い自信を胸にズボンのシミを嗅いでみる。愛娘の初めてのおしっこの臭いは、やっぱりおしっこの臭いだった。替えのズボンないし(涙) 助産師さんは苦笑い、妻は爆笑。
結局その日は、たまたま持っていた運動用のハーフパンツを履き、ワイシャツに運動用ハーフパンツという、体育の後の中学生のような格好で帰ることになりました。
-
前の記事
そして父となり、ブログを書き始める… 2017.09.01
-
次の記事
びくっ!モロー反射で試した3つの対策 2017.09.05