初めての留守番!父が試行錯誤した1ヶ月の赤ちゃんのあやし方!

初めてのお留守番!

娘もようやく1ヶ月。お留守番良い子にできるかな〜?とは言っても、まさか1ヶ月の娘だけを置いておく訳ではありません。私も置いていかれました(涙)

と言うのも違って、少し前の話ですが、産後ずっと家に篭りきりだった妻にリフレッシュしてきてもらおうと思い、お散歩を提案しました。出かける前に娘のお腹を満タンにしてもらい、寝付いたところで「行ってらっしゃい!楽しんできてね。ゆっくり行ってきていいよ!」とお見送り。

娘の寝顔は何度見ても可愛らしい。成長したらどんな顔になるのかなぁと妄想を膨らませます。しかし結局、まぁどうなっても可愛いだろうという結論に落ち着きます。親バカです。さて、娘はスヤスヤと寝ているし、何しようかなぁと部屋の中をウロウロとし始めていたところ、何やらガサガサと聞こえる。ベッドを見てみると、寝ていたはずの娘がもぞもぞ動いとる!?

目覚め、そして号泣(涙)

まさかの早速のお目覚め。妻が散歩に出かけてから5分程しか経っていない。お腹いっぱいで1時間は寝ているだろうと思ったので、完全に誤算であった。

ただ、寝起きはご機嫌なので、スッキリした顔で手足をバタバタとさせている。何とかご機嫌タイムを維持せねば!話しかけたり、手足をさすったり、ツンツンしたりしてあやしてあげる。しかし、10分ほどすると、だんだん表情の雲行きが怪しくなってくる。眉間にシワが寄り始める。これはまずいと思い、頑張って歌を歌ってみる。眉間にシワを寄せたまま、焦りを隠して歌う父の顔をまじまじと見ている。

娘「ぐすっ、ぐすっ、ぶえぇぇぇ。」

あぁ、力不足。15分ほど前に妻へかけた「ゆっくり行ってきていいよ!」の言葉を激しく後悔…。

残念、それは私の二の腕だ!

せっかくの妻のリフレッシュ機会だから呼び戻してなるものかと思い、全身全霊であやす!抱っこして再び歌ってあげる。そうしていると、ジタバタ動いたことで偶然、私の二の腕に唇が当たり、娘が吸い付いたのだ!?するとピタッと泣き止み、真剣に吸っている。赤ちゃんの吸い付く力というのは結構強いことに初めて気付く。母親は痛くないのだろうか?と改めて疑問が頭に浮かんできた。それにしても、これで大人しくなってくれれば。もしかして偶然にも解決方法を発見してしまったのか!?と期待に胸が膨らむ。と、思ったのも束の間、娘は唇を腕から離すと、

娘「ふえぇぇ、びえぇぇぇぇ」

私「娘よ。残念、それは私の二の腕だ!」

娘「びえぇぇぇぇぇ!!

私の二の腕をいくら吸ってもしょっぱいだけで、何も出てこないことに気づいた娘のフラストレーションはさらにエスカレートしてしまった。おそらくこの先の人生でたくさん経験するであろう、しょっぱい経験の記念すべき第一回であろう。愛する娘よ…励めよ…。

父親があやす方法

そんな事を一人で考えていたが、娘は断続的に泣いて、落ち着く気配はない。

娘「母親を出せー!どこ行ったー!」

と言わんばかりの泣き声。何とかせねば。何も思いつかず、私は娘を抱っこしたまま部屋の中で歩き出した。すると、娘が泣き止んだではないか!不思議そうにどこかを見つめている。どうやら、見える景色が変わることで気がまぎれるようだ。これは大発見!妻がいなくても娘を泣かさない方法を発見したのである!

しかし、家の中とはいえ、ずっと歩き続けていると疲れる。ちょっと休憩させてもらおう。

娘「えぐっ、えぐっ…..。」

私「!?嘘でーす!休憩なんてしませーん!」

再び歩き出すと娘は泣き止んだ。

娘「よしよし、その調子だよ」と、言われているかのような。

キツイ…。同じ部屋の中を歩き回ると目が回ってくる。別の部屋へ行こうとすると、狭いので壁やら、ドアやらドアノブやらに娘の体を引っかけないようにと、意外と気を張る。娘の気が済むまで続くマラソン!鬼コーチ、キツイっす!

果たして何分歩き続けたであろうか。

「ガチャガチャ」

玄関の鍵の音が!女神様のご帰還!本当に子育てに関して、妻は女神様である。妻は久しぶりの外出でリフレッシュ。曰く、「川の流れと木々の緑に感動した」。おぉ、そんなに感動的なお散歩ができたのであれば、私の室内地獄マラソンもした甲斐があった。これからも出来るだけ妻を散歩や買い物に行かせてあげよう。

そして、早く家族三人で一緒に出かけられる日が来るといいなぁ。