Akira Kimuraって誰? アキラ・コンチネンタル・フィーバーさん快挙!

Akira Kimuraって誰? アキラ・コンチネンタル・フィーバーさん快挙!

Asia’s Got TalentでGolden Buzzer獲得!

外国人の友人から、日本人がAsia’s Got Talentでゴールデンブザーを取ったよ!と聞き、早速見てみたのでブログに書こうと思います。快挙なのですが、知らない人には何のこっちゃだと思いますので、簡単に説明します。

Asia’s Got Talentって?

歌手のポールポッツさんや、スーザンボイルさんを覚えていますか?結構話題になったので知っている人もいらっしゃるかと思います。彼らはイギリスのオーディション番組であるBritain’s Got Talentから火がつき有名になりました。これの大元がアメリカのAmerica’s Got Talentという番組なのですが、そのアジア版がAsia’s Got Talentです。

このAsia’s Got Talentですが、日本の地上波では放送されていないものの、2015年にシーズン1がアジア27ヶ国で放送されて、その視聴者数は5億人にもなると言われている怪物番組です。

参加者は舞台上で歌、ダンス、手品、コメディやらのパフォーマンスを行い、審査員による判定で、次のステージへ進めるかが決まります。そして、優勝賞金は$100,000(約1,100万円)!!優勝賞金だけでなく、アジア圏での知名度が格段に上がり、ファンや仕事が増えるというメリットも大きいです。

シーズン1ではアジア各国から事前審査を勝ち抜いた24組のパフォーマーが参加できたのですが、その中に日本人も参加しています。ダブルダッチパフォーマンスチームのAltType。アニメーションダンスチームのタイムマシーン。同じくアニメーションダンスチームのTriqstar。彼らはファイナルまで進出しましたが、惜しくも優勝は逃しました。そしてタンバリン芸人のゴンゾーさん。音楽に合わせてタンバリンを自在に操り、リズム良く全身で叩き、サビでは顔を引っ叩きまくる(笑) 個人的にはゴンゾーさんが一番好きでした(笑)

その人気番組のシーズン2が、この10月から始まっています。シーズン2の審査員はシーズン1に続いてセリーヌディオンさんなどを見出したカナダの音楽プロデューサーであるデイヴィッド・フォスターさん。同じくシーズン1からで、ヨーロッパで活躍するインドネシア人歌手のアングンさん。そして今シーズンから新しく、日本でも有名になった2PMの元リーダー、パク・ジェボムさんの3名。

Golden Buzzerって?

Asia’s Got Talentにはオーディション、セミファイナル、ファイナルとステージがあり、それぞれ審査員の評価と視聴者投票により次のステージへの進出が決まります。ゴールデンブザーというのは審査員が各ステージで一回だけ使える即合格ボタンです。これを審査員が押すと、視聴者投票関係なく、その場で次のステージへの進出が決定します。

参加者は20組以上で、3人の審査員+ホストの合計4つしかないゴールデンブザーを獲得するのは結構な快挙なわけです。

ちなみに、過去に日本人の獲得者がおり、シーズン1ではダンスチームのタイムマシーンがゴールデンブザーを獲得しています。彼らの手術をイメージしたアニメーションダンスは圧巻でした。

Akira Kimuraさんのパフォーマンス

そんなゴールデンブザーを今回のシーズン2で日本人のAkira Kimuraさんが獲得しました!そのパフォーマンスはYoutubeの公式チャンネルで見られますので、早速ご覧ください。

アキラさんのネタはマジックをやって、そのネタバラシをするという感じです。一見マジックですが、その裏のチープなトリックが笑えます。どこかで見たことある芸風だなぁと思ったら、マギー司郎さんのような感じですね。審査員、特にアングンさんと会場の観客にもめちゃめちゃ受けまくっています。

デイヴィッド・フォスターさんが、「日本の水には何か入っているんだ、本当に。」と言えば、パク・ジェボムさんも、「手品の中の工夫はどれも、とてもクレバーで楽しくて面白い。」とべた褒め。

そして、会場観客の熱い後押しもあって、アングンさんの手でゴールデンブザーが押されました。手品とそのネタバラシというのはコミカルで、言葉をほとんど使わずとも外国の方にも受けるものなのですね。友人も面白がっていました。私自身小さい頃にマギー一門のネタを初めて見た時は腹を抱えて笑ったような記憶があります。アジア各国の方々もそんな感じの面白さに出会えたのでしょう。

アキラ・コンチネンタル・フィーバーさんとは?

ところで、そんなアキラさんですが、正直なところ、Asia’s Got Talentを見るまで全く知りませんでした。調べてみると、アキラ・コンチネンタル・フィーバーという芸名で、あらびき団などにも出られていたんですね。そして、そこでマギー審司さんのモノマネをされていたそう。なるほど、そこから今回の手品ネタもきているのかと納得。

2015年に、「あなたの街に“住みます”プロジェクト」という、よしもと興業主導で日本のエンターテインメントをアジアに広げていく目的のプロジェクトがあり、日本でダラダラ芸人を続けるよりも成長できる環境に身を置きたいと一念発起して参加し、その中でインドネシアに派遣されたのだそうです。

インドネシアでの初めのうちは仕事もあまりなく、デング熱にかかったり、なかなかハードな生活をされていたそうですが、2017年になってからはインドネシア現地のドラマに出演したり、曲を出したり、本業のお笑いでも人気が出てきているそうです。

そんな話を知ると余計に興味が出てきます。どんな世界でも、新しいことに挑戦している人は応援したくなります。今回のゴールデンブザー獲得も良かったですね。審査員のアングンさんも番組の中で言われていましたが、もっと面白くてクレイジーなネタをセミファイナルでは見せてもらいたいです。

他の日本人も健闘中!

ちなみに、日本人ではお笑いコンビの「ゆんぼだんぷ」、全身タイツの3人組パフォーマンスチーム「3GAGA HEADS」がオーディションをクリアしています。

ゆんぼだんぷは良い意味でくだらねー(笑)って感じの裸ネタです。デイヴィッドさんにはバツを食らいましたが、会場と他二人の審査員には大ウケでセミファイナル進出。3 GAGA HEADSのパフォーマンスは、タイツを引っ張って形を変えてゴジラに変身したりと工夫と笑いがあって面白かったです。こちらは逆にデイヴィッドさんがゴールデンブザーを押そうかと迷っていたほど。どちらもYoutubeに公式ビデオがあるので、良かったら見てみてください。

みなさん、ゆんぼだんぷ、 3GAGA HEADSはセミファイナルに進出できるのか!? アキラさんはセミファイナルではどんなパフォーマンスをするのか!?そして日本人初の優勝者は出るのか楽しみです!!

それにしても、アキラ100%さんといい、2017年はアキラの当たり年なのでしょうか?