赤ちゃんが泣かない飛行機!? 親の困り事が解決か?
飛行機で赤ちゃんが泣かなくなる!?
そんな実験をANA、コンビ、東レ、NTTの4社が行ったそうです。まだ、うちの娘は飛行機に乗せられるような年齢ではないですが、早く家族旅行には行きたいなぁと思っているので、これは朗報と思いました。記事の抜粋は次の通り。
ANAによると乳幼児連れの乗客は国内線で1.6%、国際線では0.8%。小さな子どもを持つ親子連れが飛行機による旅行を避ける理由に、子どもが機内で泣いてしまうことで周囲に迷惑をかけることがあると考えられている。今回のフライトは、乳幼児が機内で泣かないことをめざす「赤ちゃんが泣かない!? ヒコーキプロジェクト」の一環として企画されたチャーターフライト。
(引用: 毎日新聞 “チャーター機で「赤ちゃん泣かない」飛行 結果は” )
この利用数は3歳未満の統計とのことですが、非常に少ない印象です。やはりハードルが高いと感じ、避けられている親が多いのかと思います。そして、それを解決するべく、赤ちゃんが泣かない!?ヒコーキプロジェクトなるものが行われていることを初めて知りました。今回の実験では赤ちゃんが泣いてしまうのを防ぐために、ベビーマグで飲み物を飲ませたり、タブレット菓子を与えることで耳抜きを促し、その際の赤ちゃんの生体データを取りながら科学的な検証をしたそうです。
赤ちゃんはなぜ泣いてしまうのか?
よく一般的に言われており、記事の中でも触れられていますが、気圧の変化で耳が詰まった感じがしたり、痛みを感じるのだそうです。これは大人でも感じる方もいらっしゃると思います。また、慣れない環境での不安なども一因になるとか。
私も物心がついてから初めて飛行機に乗った時、着陸の際ひどい頭痛を感じた覚えがあります。初めての経験だったので、謎の頭が割れるような頭痛に恐怖を感じました。小学校高学年だったので、さすがに泣きはしませんでしたが。大きく深呼吸をしながらひたすら耐えていました。
また、大人になってから、鼻づまりの時に飛行機で激しい頭痛を感じたことが一度あります。この時もひたすらずっと我慢していたのですが、ある瞬間、鼻のあたりから「ピュー!」と勢いよく音がしました。間抜けな音に一人でクスクス笑ってしまいましたが、突然楽になった記憶があります。おそらく、副鼻腔が腫れて詰まっていた中の空気が膨張して神経を圧迫していたのが、腫れが引いたのか、溜まっていた空気が一気に抜けて楽になったのでしょう。
赤ちゃんの泣き声は気になる?
大人でも不安や不快に感じることなのに、赤ちゃんであれば、そりゃあ泣くしかないでしょう。私自身、飛行機は頻繁に乗りますが、赤ちゃんの泣き声をあまり気にしたことは無いです。飛行機なんてエンジンやらエアコンやら騒音がすごいですから、そこまで赤ちゃんの泣き声が目立たないような気はします。ヘッドホンをしていればなおさらのことです。泣いているからってそんなに目くじらを立てなくても…。
というのは、大騒ぎの修学旅行生に囲まれても平気で寝られた鈍感な私の意見ですが、気になる方も多くいらっしゃるでしょう。泣き声を長時間聞いているのは決して気持ちの良いものではないです。あまりひどい泣き声だと、大丈夫なのか?と心配になる方もいるでしょう。疲れて休みたい人ですと、長距離だと結構しんどいですし、短距離でも睡眠時間に当てようとしていた人が近くで泣かれ出してしまうと、やはり辛いかと思います。中には鈍感な私でも、「おいおいどうした!?」とびっくりするような大声で泣いてしまう赤ちゃんもいました。
赤ちゃんの親としてもやはり気遣いは必要でしょう。できる限り、事前におっぱいをあげたり、おもちゃなどを準備してあやすようにしたり。泣き出したら気が紛らわせるように抱っこして歩いてみたり。あとは、周りの人へ一言、「すみません」とお詫びを伝えるだけでも違うのではないでしょうか。あまり、赤ちゃんだから泣いて当然のような態度を取ってしまうと、泣いている事ではなく、親の不遜な態度に腹が立ってしまう人もいるかと思います。私の見てきた限り、何かしら解決しようと行動されている親御さんに対して怒っている人は見たことはありません。(少なくとも表面上は。)逆に、何もしていなかったり、不遜な態度の方に対しては注意したり、怒鳴ったり、直接ではなくとも舌打ちしたりボソッと文句を独り言で言われる場面を何度か見かけています。
赤ちゃんを飛行機に乗せるのは良い、良くないの議論は、乗せても良い(または乗せざるを得ない)側と、乗って欲しくない(騒いで欲しくない)側でいつまでも並行線でしょう。問題の根本は他の利用者が迷惑と感じるかどうかなので、今回のANAの取り組みは、迷惑の主たる要因であろう泣き声を抑えることができることに繋がり、全ての利用者にメリットのあることだと思います。成果が出るのはまだ先でしょうが、実際に搭乗した際は、お互いが気を遣い合えると良いですね。
近い将来、赤ちゃんも他の搭乗客の方々も皆が快適に空の旅ができることを期待します。
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