Parent Techとは? 育児に革新を起こす!?

Parent Techとは? 育児に革新を起こす!?

育児に革新を起こす

先日、ネットサーフィン中に次の記事をたまたま見かけました。

ロンドンで知った「Parent Tech」への関心の高まり―現地イベントに参加してみた

子育てをする父としてはとても興味深く読ませてもらいました。私が気になったのは次の二点で、この記事で紹介したいと思います。

  1. Parent Techという育児に革新を起こそうという動き
  2. 妻の留学に付き合って育児休暇を取った旦那さん

Parent Techとは何か?

言葉の定義は?

Parent Techについて、この記事の著者である豊田さんの言葉を借りると次の通り。

日本ではFintechやHRtechという言葉はかなり聞くようになってきましたが、それらと同様に出産や育児に関連した既存領域に対してテクノロジーを活用して新しい価値を創っていこうとする動きを総称してParent Techという言葉が使われているようなのです。

引用:ロンドンで知った「Parent Tech」への関心の高まり―現地イベントに参加してみた

出産や育児に技術を活用して改善していきましょうという事ですね。

◯◯Techとは既存の業界に技術やITを活用する動きを表す標語のような物でしょうか。流行り言葉ですが、分かり易い標語を掲げるのは良いと思います。他にも最近は農業関係のAgriTechなんかも良く聞きます。さらにはPetTechやらKimonoTech(!?)なんて個人のブログもありました。何にせよ、革新を起こそうとしている人たちは応援したいです。

さて、もっと知りたいなぁと思い、いつもお世話になっているWikipedia先生に聞いてみたが、ページがない!?Wikipedia先生もまだ知らない最新の言葉なのか!?

起源は?

ググってみたところ、イギリスのウェブサイトや、Finantial Timesの記事が多いので、イギリスから始まった動きなのでしょうか。そのうち、Wikipediaのページがまとめられるはずなので、その時に真偽を更新します。(面倒臭がり 笑)

どのような活動がされているのか?

ざっくりと浅く調べただけなのですが、基本はITでの子育て革新を目指し、ウェブサービスやスマホアプリの開発と提供が主な動きのような気がします。ParentTechでググると、そういった子育て支援ウェブサイトやアプリが多く見つかります。記事の中でもHoopという子育て情報やイベント情報などを配信し、スケジュール管理ができるアプリが紹介されていました。

私自身、子育てアプリをいくつか使っています。本当に小さなことでもアプリを作っている人がいる事に驚きます。例えば、娘が生まれた際、しばらくは用を足したり授乳したりの時間をメモをするよう、病院から紙の表を渡され、私も記入を手伝っていました。しかし、探してみると、それをタッチだけで簡単に入力、管理できるようなアプリがある事を知り、今は妻だけでチャチャッと片手間でできてしまっています。大きいものから小さいものまで、技術を活用する動きは今後加速していくでしょう。

また、記事の中で紹介されていたのが、ロンドンではParentTechに興味を持つ親御さんや企業などがコミュニティを作り、スタートアップのセミナーやら、アイデア交換のディスカッションやら親睦会などが行われているようです。日本でやるなら参加してみたいですね。

育児休暇で妻に帯同

男性の育児休暇取得

気になった事、二点目。紹介した記事を書かれた豊田さんという方、奥様のMBA海外留学に際して育児休業を取り、主夫として帯同されているそうです。素敵ですね。逆は良くある話ですが、駐夫はあまり聞きません。許可した会社も素晴らしいと思います。

会社から離れても、子育て自体や、合間の空き時間の活動を通して学べることは多いと思います。人を育てるのであれば、そういった時間を与え、復帰後に学んだものを使ってさらに活躍してもらうということは、企業にとって意義のあることではないでしょうか。

今年の10月1日に改正育児介護休業法が施行されて、事業者も努力義務が課せられるようになりました。別な記事で書きましたが、その家庭に合った最適な働き方が選べるようになっていけば良いですね。

ちなみに、記事で登場するイギリスは男性の育児休暇も進んでいるのかなと思っていましたが、豊田さん曰く、日本の育児休暇に相当する休暇が50週取れる制度があるにも関わらず、1%程度しか使われていないとのこと。日本に限らず、男性の育児参加はまだまだのようです。

育児退社から職場復帰し出世した男性

別な国の話ですが、私の知り合いでも、奥さんの海外出向を機に主夫となって退社した強者がいます。しかし、優秀な方なので二年経って帰国後、元上司に会社へ連れ戻されて再就職しました。唯一無二の特許を持つ開発者や研究者とかではなく、営業職です。さらにその後は部長職まで出世!?ベンチャーとかじゃなく、誰もが名前を聞いたことがある大手企業の話ですよ。まぁ、この人が特別と言ってしまえばそれまでなのですが、そういう人財でありたいと思うものです。

継続調査!

今回は紹介程度になってしまいましたが、ParentTechについては興味津々で、継続して調査していきたいなと思いました。調べて見ると、似たような物ですが、BabyTechというものも、今年の北米家電ショー(CES: Consumer Electronics Show)で特集ブースが出ていたようです。シリコンバレーなんかでも多くのスタートアップが子育て関連事業をやっているようですね。このブログでも今後紹介していこうと思います。